画像:Volocopter HPより
8月1日からスタートした、ドバイでの「空飛ぶタクシー」計画が、ついに現地試験をスタートしました。この計画はVolocopter社が自社製造した「ATT(Autonomous Air Taxi )」と呼ばれるドローンを用いてヒトの運搬ミッションをこなすという夢のような企画。
関係者はもとより、欧州を中心に多くの注目を集めています。
気になるATTの性能は!?
今回のミッションで使用されるドローン「ATT」は、Volocopter社が開発したマルチローター機(ローター数は合計18)です。
当然かなりの大型ドローンであり、電力供給は機体の各所に配置された9個ものバッテリー電力を使って稼働します。
搭乗最大人数は2人ですが、ドローンなので自動運転機能を搭載。巡航速度は時速50キロ程度で、最高速度は100キロ程度と見られています。
高度はなんと上空200km!
ATTを使った今回の試験は、まず無人状態での飛行を行うというものでした。
どの程度の高度を記録するかが注目要素の1つでしたが、ATTはなんと上空200kmまで上昇。自由自在に飛行する様子を見せたようです。
なお、Volocopter社によるとATTは今後スマホアプリに対応し、遠隔操作での召喚を実現する予定とのこと。ヘリコプターよりも圧倒的に低価格で運用できる点をアピールし、市場開拓へと繋げる意図を持つようです。
<参照>
ドバイの「空飛ぶタクシー」がテスト飛行を開始 2人乗りで最大30分飛行/sorae.jp
https://www.volocopter.com/en/