画像:ロボネコヤマトコンセプトムービーより
9月11日、株式会社ディー・エヌ・エーとヤマト運輸が、共同開発を進める自動運転実用企画「ロボネコヤマト」の実験エリアを拡大することを発表しました。
ロボネコヤマトは今年の4月から実証実験がスタートした自動運転の商用化企画として知られていますが、両社によると開発計画は順調に進んでいるとのこと。今回のエリア拡大もその一端として、注目を集めています。
神奈川を中心に拡大
両社によると、今回の実証実験では従来の配送エリアに加えて、神奈川県藤沢市及び辻堂方面の4地区を対象範囲に追加したとのことです。
対象エリアには約6万1,000人が居住しており、湘南地区と合わせると10万人を超えると見込まれています。
なお、同社によると2018年3月末を目途に実証実験に対する多様な意見を集約し、同サービスの社会的見解や受容性を精査するとのことです。
ロボネコヤマトとは? ~専用EV技術による自動配送サービス~
ロボネコヤマトは、専用EVによる自動運転技術を取り入れた画期的な車両として知られています。AIを利用した人工知能が車両を制御し、顧客の元まで自動で配送。利用者はロボネコヤマトの社内に設置された宅配ボックスに指定のコードを入力することで、必要な宅配物を受け取ることが可能です。
また、オンデマンド配送サービスの「ロボネコデリバリー」を利用することで、顧客側が配送時間や受取場所を指定することもできるため、従来の宅配を上回る利便性を享受することができると見込まれています。
<参照>
ロボネコヤマト
ヤマト運輸とDeNA、自動運転社会を見据えた次世代プロジェクト「ロボネコヤマト」の対象エリアを拡大/MarkeZine