9月7日、埼玉県鴻巣市の鴻巣警察署が、ドローンを活用した防災訓練が行いました。地元企業が開発した防災用ドローンを使用した上に、こども園の園児が参加しており、ドローンが日に日に日常生活に浸透していく様子を垣間見えて来るイベントです。
防災用ドローンが上空から撮影
今回使用されたドローンは、地元企業である有限会社MBPJAPANが開発したとのこと。空撮用のカメラを装備しており、上空から撮影した映像をリアルタイムでオペレーターに繋ぐというミッションが可能で、現場の災害対応を促進する役割が期待されています。
また、本機の特色として、複数のスピーカーを搭載している点が挙げられます。これによりカメラによる状況確認を行った上で、災害対応の担当者がドローンを通じて被災住民に必要な情報を伝達することも可能とのことです。
大規模災害を想定して訓練を実施、地元園児の参加も
今回の訓練では、鴻巣市で大規模な地震が発生した状況を想定して行われました。訓練中はドローンが上空から警察の仮設指令所に映像を送り、警察の救助活動を助けるというものです。
また、ミッション後半には避難役の地元のこども園の園児が参加。ドローンが装備したスピーカーから流れる音声に従って、警察官が子どもたちを安全な場所に導くというミッションが行われました。
鴻巣警察署によると、同警察署とMBPJAPANと協定を締結。今後大規模災害が発生した際には、ドローンを活用して警察業務の補助を担うことが決定したとのことです。
<参照>
ドローンを活用した避難訓練 埼玉県鴻巣市/Yahoo!ニュース