画像:沖縄タイムス+プラスより
政府は8月15日、沖縄県石垣市で6月25日から7月8日にかけて実施していた、自動運転バスに対するアンケート結果を公表しました。アンケートは自動運転バスの乗り心地や将来性について質問した内容で、様々な意見が寄せられましたが、概ね肯定的な意見が多く、自動運転に対する将来を垣間見ることができます。
合計7割以上が「安全と安心を実感」
今回のテスト運航を体験した人たちのアンケート結果によると、安心(22%)、ほぼ安心(47%)と回答した人の合計は69%。約7割が肯定的な意見を持っていることが明らかになりました。逆に心配(1%)と少し心配(12%)の合計は13%。
また、自動運転バスの将来性を問うアンケートも実施しましたが、地方で問題となっている「バスの運行頻度の増加」に対しては、「期待している」と「ある程度期待している」の合計が76%を算出。こちらも多くの利用者が期待を寄せている結果となりました。
政府は11月に沖縄本島で実証実験を決定
政府によると、今回のアンケート結果を踏まえて11月より、沖縄本島で自動運転バスの実験を行う予定とのこと。
既存のバスに対する不満点である「地方バスの本数の少なさや遅延」、「行きたい場所に対して路線が組まれていない」と言った問題点に加えて、「夜間運航の可能性」等の従来のバスでは考えられなかったサービスに対する期待も高まっています。
ただし、今回の試験では飛び出し事故への不安や、トラブル時の対応に対して不安を感じる声も多く、今後の課題として指摘されています。
<参照>自動運転バス、乗り心地の評価は… 「安心」が7割 石垣市の実証実験/琉球新報社

