画像:Record Chinaサイトより
中国広東省の恵州市にある、大手インターネット通販会社「アリババ」参加の物流サービス会社が所有する倉庫内は、今や中国最大のロボット倉庫と化しています。
内部では100台以上のピッキングロボットが行き交い、1つの注文書にある複数の商品を連携してピックアップする様子は、まるで近未来を見ているかのような感覚です。
100台以上のロボットを扱う技術の高さは驚愕に値する
冒頭で述べた通り、同工場内では既に100台以上のロボットが複数のピッキングミッションをこなしています。
驚くべきことに、これらのロボットは先端アルゴリズムにより管理・相互連携しており、複数の注文品に対しては何台かのロボットが同時にピックアップを行う他、状況によってはそれぞれのロボットが個別に注文書に記載された商品を集めるとのこと。
ロボット同士の衝突や渋滞に対しても、柔軟に対応することができる配置を行っており、先端アルゴリズム担当の技術者である胡浩源氏は「数十台程度のロボット工場と、100台以上のロボットを扱う工場では、技術的な格が違う」と自信を覗かせています。
250kgの荷物を容易に持ち上げ、自動で充電するロボット
同工場の物流担当者である遊育泉氏によると、現在稼働しているロボットは1台につき250kgもの荷物を持ち上げ、回転動作を行いスムーズにピックアップ係員の下に運ぶことができるとのこと。
また、電力が不足すると自動で充電端末まで移動し、再充電を行うと述べています。
同氏は、今回のロボットの導入により「1時間あたりのピックアップ係員の成果は、以前の3倍以上に向上。倉庫の収納量も2倍以上に増加した。」と驚異的な内容を公表。
日本はもちろん、世界中に衝撃を与えるモデルケースとなりそうです。
<参照>
ロボットが走り回る…「お掃除」ではありません 広東・アリババ傘下の企業倉庫/CNS(China News Service)