ハウステンボス、25周年記念イベントにインテル製ドローン300機を導入

画像:ハウステンボスHPより

7月22日に行われた記者会見で、ハウステンボスの取締役である富田直美氏が、ハウステンボス開業25周年記念イベントとして、「Intel Shooting Star ドローン・ライトショー」を発表しました。

内容は米企業Intel(インテル)が開発したドローン300機を使った夜間のライトアップ・飛行ショーという壮大なもの。インテルによると日本国内初導入ということもあり、多くの注目が集まっています。

機体の特徴は「軽量化」と「安全性」

今回導入されるショーに使われるドローン機体は、サイズ384×384×93mm(幅×奥行き×高さ)とかなりの小型で、2.4GHz帯域を使った無線で飛行するタイプとのこと。

装備面では無線カメラを排除し軽量化を図る一方、底面に4色のLEDライトを搭載することで、約40億色の発色表現を実現。予め用途を絞ることで、より実用性を高めてたと言えるでしょう。

また、本機体は大部分のパーツを発泡スチロールやプラスチックで作り、プロペラ部分を保護ケージで囲っている点も特徴です。これはイベントという用途に必要な安全性の確保として実施された取り組みで、特にマシントラブルによる落下時を想定しています。

「ジオフェンス」で自律飛行を制御

今回のショーで最も注目されている技術は「ジオフェンス」と呼ばれる航空範囲の空間制御システムです。

イベント中に飛行するドローンは全て2重に張られたジオフェンスによって飛行範囲を制御されており、第一段階のジオフェンスに接近した場合はそれよりも内側に移動するようになっています。

また、トラブルなどにより第二段階のジオフェンスより外に出た場合、安全性確保のために自動落下するように作られているようです。
このように多数の期待を同時に制御するシステムとして、注目が集まっています。

なお、ハウステンボスによると、今回のイベントは7月22日から8月5日までの間、毎夜実施する予定とのことです。

<参考>
ドローン300機が夜空に舞うIntelドローンライトショーがハウステンボスで開催/Impress Watch