画像:yahooニュースより
日本時間の7月19日、Googleはドローン配達計画「Project Wing」のテスト地をオーストラリアのグーゴンの「Fernleigh Park」で実施することを決定しました。
「Project Wing」は既に2017年6月にFAAとNASAの試験を通過するなど、実現化に向けてとても期待が高まっているプロジェクトです。
ドローンを使った空輸配送計画
Googleのドローン配達計画「Project Wing」は、グーグルの実験的プロジェクト部門「Google X」により、数年前から立ち上げられた計画です。
その内容は遠隔操作でドローンを操縦して、空輸で荷物を配達するという画期的なものであり、従来の地上配送よりも直線的な進路を取ることができるため、配送時間の大幅な効率化が期待されています。
過去何度か困難に直面したものの、FAAとNASAといった機関の試験をパスするなど、全体的には順調に進捗。この度、オーストラリアでの飛行試験テストを実施することとなりました。
James Ryan Burgess氏が語るプロジェクトの未来
「Project Wing」のリーダーであるJames Ryan Burgess氏によると、本地を選定した理由は「グーゴンを新技術のイノベーションの実施に最適な場所である」と捉えたとのこと。
テスト地はアメリカではなくオーストラリアなので、現地の法的整合性と本プロジェクト実施の許認可が注目の焦点でしたが、今回の発表を以って、実質的にクリアしたものと推測できます。
試験機体のモデルチェンジが話題を呼ぶ
今回Google側より公開された映像を見る限り、これまで使用していた試験機体と比較して、大幅なモデルチェンジを行っている様子が確認できます。
従来は白く大きなウイングと4つのローターが特徴でしたが、今回公開された期待は機体中央とウイング先端を白色に、その他の部分は黄色に染められているようです。
また、ローター部の配置や大きさもかなり変わっており、かなり興味深い変化として受け取られています。
<参考記事>
グーグルも実験中のドローン配達プロジェクト:Project Wing(動画あり)/Wired
グーグルのドローン配達「Project Wing」、豪グーゴンでテストへ/yahooニュースsorae.jp