AIが「作曲して歌う」新製品・サービスの開発をスタート‐ヤマハ× LINE

画像:ヤマハWEBページより

ヤマハ株式会社は、LINE株式会社(以下LINE)とパートナーシップを締結し、LINEが提供するクラウドAIプラットフォーム「Clova」(クローバ)を活用した「作曲して歌う」新製品・サービスの開発をスタートしたことを発表した。

同社は、2003年に歌声合成技術「VOCALOID」(ボーカロイド)を開発し、それ以降十数年に渡って「バーチャルシンガーによる音楽」という新たな音楽の提供に取り組んでた。また、同社の「自動作曲技術」は、主に電子楽器の「自動伴奏機能」などに活用され、プレイヤーと音楽とのインタラクティブな関係性を提案してきた。

今回、こうした取り組みを加速させ、さらに新しい音楽体験を提案するために、LINEとパートナーシップを締結したとのこと。

2017年3月2日にLINEから発表された「Clova」は、アジア発のクラウドAIプラットフォームとして高い注目を集めている。今回のパートナーシップの締結によって、ヤマハの「VOCALOID」や「自動作曲技術」をはじめとした当社の技術・知的財産と、良質でスマートなAI「Clova」を組み合わせることで、今までにない体験を提供する製品・サービスの開発に取り組む狙いだ。

ヤマハは、今回の取り組みを通じて、受動的な音楽鑑賞から一歩進んだ「音楽と人間の新しい関係」を提案したいとのこと。

<参考>
ヤマハ「VOCALOID™」× LINE「Clova」新たな音楽体験の提供に向けたLINEとのパートナーシップ締結について/ヤマハ