画像:株式会社scouty HPより
株式会社scoutyが、個人の能力を人工知能が解析し、最適なマッチングを行うAIヘッドハンティングサービス「scouty(スカウティ)」の提供を開始した。
SNSなど、インターネット上に公開された情報から人工知能が最適な企業をセレクト。人工知能を使って分析することで、最適な企業とマッチングする。そんな新しい切り口で、人材採用の仕組みに変革を起こそうとしている。
開発を手がけたのは、サービスと同名の企業scouty。代表取締役の 島田 寛基(しまだ ひろき)氏は、京都大学とイギリスのエディンバラ大学院で人工知能を学んだ後、24歳の若さで、この会社を立ち上げだ。
「scouty」は、従来の転職サービスとは異なり、ユーザーによる登録が不要。すでに自身がインターネット上に公開している情報(SNSやビジネスSNS、GitHubなどのレポジトリ共有サービスやブログに投稿された内容)を自動的に取得し、人工知能でその人に最適な企業とマッチングする。
また、驚くことにその人が退職しそうな時期についても人工知能が予測し、適切なタイミングで候補者が公開しているメールアドレスへスカウトメールを送る。転職活動すらすることもなく、自分が次の環境へ興味を抱いたタイミングで、マッチした会社からのスカウトが自分のもとに届き、転職する。そんな世界を目指していると島田氏は語っている。
「scouty」は5月25日よりオープンベータ版の提供が開始。正式版リリースは、来年春から秋頃の予定。すでに楽天やサイバーエージェント、freeeなどの企業でも導入実績がある。
現在はソフトウェアエンジニアが中心でだが、正式版からデザイナーやディレクター・営業職など、職種の幅も広げていくとのこと。
<参考>
【Interview】人工知能が転職を変える!日本初、AIヘッドハンティングサービス「scouty」 を直撃/techable.jp
SNSやGitHubのデータから最適な人材を発掘、AIヘッドハンティングの「scouty」が公開/TechCrunch