人工知能でクマを特定、生態調査や危険個体の識別に期待

北海道根室エリアに位置するNPO法人「南知床・ヒグマ情報センター」はこのほど、人工知能を使ってクマの個体を特定する識別実験を行っていると明らかにしました。

情報によると、実験は法人が撮影したヒグマの画像を人工知能が解析し、個体を特定するというものです。ヒグマの撮影は法人が管内の標津町に設置した定点カメラで行い、得られた画像をカナダ・ビクトリア大学の研究者らが手がける人工知能が解析することで、ヒグマの特定をするとのこと。

情報によると、人工知能は研究者らが「Bear」と名付けたプロジェクトにより開発されたもので、米国などで既に4,000点以上のクマの画像を学習しているとのこと。識別率は83.9%と高く、ヒグマの特定にも期待が寄せられています。

時間や費用の解消に

南知床・ヒグマ情報センターは今回の実験でヒグマを効率的に特定し、国内の生息状況を把握したり、人に危害を加えかねない有害個体の割り出しに活用するとしています。

従来、クマの個体特定ではフンや体毛などから採取したDNAを検査することで識別していました。しかしこの方法は時間も費用もかかるなど、デメリットがあります。また、写真で見分けるという方法もありますが、クマも成長するため、人間の目で特定するのは困難とされています。

その点、人工知能による特定は上記の課題を解消できます。安価でスムーズにクマの個体を識別できれば、自然環境の維持と日常生活の安全を両立することも可能です。

参照ヒグマもAIで顔認証 北海道・標津のNPO 国内初 識別実験

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