DJI、政府機関向けドローン制御システムを機能追加、セキュリティを重視



10月3日、ドローン開発を手掛けるDJI社は、同社が提供するドローン制御アプリ「DJI PILOT」において、「ローカルデータモード」と呼ばれる機能を追加したことを公表しました。

同社によると、次回のアップデートから自社端末の「CrystalSky」及び、一部のアンドロイドでサービスの提供を開始すると述べています。

高いセキュリティ性を誇る「ローカルデータモード」

今回発表された「ローカルデータモード」は、政府機関や企業プロジェクトなど機密性の高い用途に沿ったシステムです。

モード飛行中はあらゆるネットワーク通信を遮断してドローンが行動するため、従来のシステムにおいて懸念されていたセキュリティ性は大幅に向上。

反面、ジオフェンシング機能やGPSによる飛行禁止エリアの通知が届かない可能性など、複数のデメリットも有しています。また、これらは必然的に、操作に求められる技術水準を高く要求する点も特徴です。

セキュリティに甘い企業イメージを打開できるか

DJI社と言えば8月、米国陸軍からセキュリティ上の懸念を指摘された事件が起きて以来、セキュリティ的な観点ではマイナスイメージのある企業です。同社によると8月時点で本システムの技術開発は完了していたものの、同事件をきっかけに見送る形になったと述べています。

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DJI社「ローカル・データ・モード」導入でドローンセキュリティを強化

今回のローカルデータモードがどのように評価されるかは未だ不明ですが、ドローン通信に関するチャレンジとして、各方面から注目を集めています。

〈参照〉
DJI、インターネットデータ転送なしで飛行可能なプライバシーモードを発表/DJI JAPAN

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