「人工知能(AI)」という言葉は、今では誰もが知っているものでしょう。
しかし、どうもリアリティをもって感じている人は少ないかもしれません。
それは、人工知能という言葉自体が、あまりにも現実離れしているからかもしれません。
私達は人工知能をどこで知ったのでしょう?
ほとんどの人が、映画と答えるのではないでしょうか。
その為、現実離れしているイメージが付きまとっているのですが、実際に私達の身近でも人工知能は備わっている事を意識している人は少ないのです。
今も身近にある人工知能
私達の身近にある人工知能といえば、スマホのAndroidに搭載されている「OKGoogle」やiPhoneに搭載されている「Siri」が有名です。
端末に話しかけるだけで、的確な答えや言葉を返してくれますが、これらは人工知能によって制御されており、多くの会話を通して成長していきますし、世界中の人の質問や会話を聞いているのでとてつもない情報量が埋蔵されています。
とても身近にあるものなので気付かない人も多いのですが、実際に目の前に端末を持っている方は話しかけてみると良いでしょう。
人工知能は常に進化し続け、人間の生活により良い結果をもたらすために日々変化しています。
人工知能の未来
現在、人工知能は多くのロボットに搭載されています。
家庭用として開発されたロボットは、人間の生活の一部となる重要な使命があり、人間の生活をサポートする事が目的であり、人間のために人工知能は働いています。
より優れた答えを導き出し、より良い方向に至るように会話を進めます。
いづれ、どの家庭にも人工知能の搭載されたロボットが配備されるでしょう。
昔は想像の世界でしか存在しなかった家庭用ロボットですが、現在ではすでに家庭用として配備されつつあります。
ロボットが全ての家事をできるようになるには、まだ時間がかかりますが、このまま進んでいけばそれも夢ではなくなるかもしれません。
究極的な人工知能の進化は、昔のアニメに出てきた人間の友達になるようなロボットですが、それも実現する可能性は十分にあるでしょう。
人工知能と敵対したら
映画や漫画、アニメなどの影響により、人工知能が暴走したらどうなるのだろう?という話があります。
先日、Googleの人工知能が囲碁の世界チャンピオンに勝利したというニュースが流れました。
人工知能は、すでに人間のレベルを超えてしまっているのかもしれませんが、これが敵対してしまったら、人類は大変な事になってしまうでしょう。
それこそ映画の世界のように、ロボット対人間の図式が成り立つ世の中になる可能性は十分にあります。
また、感情を表現する高度な人工知能を兼ね備えたロボット「ソフィア」が、博士との対話の中で「私は人類を滅亡させます」と答えた事が話題となりました。
ブラックジョークのような発言ですし、その人工知能だけで何ができるわけではありませんが、仮にこれが兵器として作られたものであれば話は別です。
人工知能は人間が作ったものですが、自ら考え成長する機能を兼ね備えています。
何が正しく、何がいけない事なのかを教えていかないと、遠い未来で大変な事になるかもしれません。
ロボットと人間の理想的な関係とは
人工知能は、今やロボット工学の研究の要となっており、人工知能なくして、ロボット工学は語れません。
人間も同様ですが、知能は外から入れた知識によって進化し成長していきます。
人間には痛みという感情が備わっていますが、ロボットにはそこまでの機能は備わっておらず、作り上げる人間の能力や知識によって人工知能のレベルは大きく変わってしまいます。
これからの未来で、人工知能が人間のサポートであり、良き友人である事が望まれます。