
ロボットとは、自動制御によって人間の手足の代わりになったり移動をする機械で、プログラムによって作業を行うことができます。
ものづくりの製造現場で人の代わりとなって働く産業ロボットとして活用され、その後は、軍事用、掃除用、自動車などで活用され、現在では人間の形を模した人型のものが登場し、歩いたり話したりして人々の人気を呼んでいます。
東京オリンピックでのロボット活用
2020年、東京オリンピックの開催に向けて、関連企業では急ピッチでの準備が進められています。
本来“スポーツの世界的祭典”であるオリンピックですが、開催地にとっては世界に向けての“技術力アピール”の場でもあるのです。
ちなみに、1964年の東京オリンピックは、民主化を果たし、経済復興を遂げた日本を世界にアピールする国家的事業でした。東海道新幹線の開通を、オリンピックの開催に合わせ、新しい日本のカタチ、技術力の高さが世界中に発信されたのです。
では、2020年の東京オリンピックではどのようなテクノロジーが注目されるのでしょうか?
自動車産業において、現在最も注力されているのが“自動運転機能”の搭載です。
オリンピックに合わせて来日する観光客の移動手段として、自動運転装置搭載のタクシーなどの利用が考えられています。
また、人工知能を搭載したコミュニケーションロボットを街中へ設置する取り組みも行われる予定です。
同時通訳によりスムーズな道案内が可能となり、外国人観光客への“おもてなし”を実現します。
他にも、太陽光発電や、水素を始めとする代替エネルギー、リニアモーターカーなど、各分野での技術力に世界中が注目しているのです。
ロボットオリンピックの開催
2015年2月に決定された政府による「ロボット新戦略」で、東京オリンピックに合わせた「ロボットオリンピック」の開催が提唱されました。
2018年のプレ大会に向けて、経済産業省と新エネルギー産業総合開発機構(NEDO)で構成される実行委員会での検討会が実施される予定です。
- ものづくり
- サービス
- 介護・医療
- インフラ・災害対応・建設
- 農林水産業
- 食品産業
上記6つの分野において、政策資源を投入しロボットイノベーションを起こすことを目指しています。
まとめ
2020年までの短期間の中で、社会変革につながる画期的ロボットの開発、導入がどこまで進むのか非常に楽しみですね。
東京オリンピック、ロボットオリンピックを機に、日本が世界一のロボットイノベーション拠点となる事を期待します。