
海外では、ロボットというと、感情は抜きにした存在として考えられていることも少なくないようです。
映画などでも、ロボットは人間の脅威であったり、敵であるという描写も少なくありません。
それに対して、日本ではどうでしょうか。
日本は、ロボット開発の技術でも世界で最高レベルにあるといえます。
しかしながら、日本人の根底では、ロボットは、決して感情を持たない機械として捉えられるものではなく、人間の友達になり得る存在であると考えている人が、実際の開発の技術者の中にも多く存在しているのです。
そのため、これまで日本では世界中でも注目を集めることになった革新的なものが多く誕生していますので総まとめでみていきましょう。
ロボットの登場
日本において、実用化できるようなレベルの開発が進んだのは、1960年代以降になってからのことです。
それまでは、映画や漫画などでの夢の世界でしかなかったものが、次第に実現できるレベルにまで到達してきました。
一般の人たちの目にも、身近な存在として認識されるきっかけとなったのが、1985年に開催されたつくば科学万博といえるでしょう。
会場では、当時としては革新的な装置が展示され、世界中で大きな話題となりました。
その後、ロボットは、人々にとって、より身近な存在になる可能性があるということが広く認識されるようになり、人間の補助や人間ではできないような作業をこなすという役割だけでなく、愛玩動物のような存在としての需要も見出されることになったのです。
そこで登場したのが、ソニーのアイボです。
人間に寄り添うロボット

AIBO
アイボは、犬型をしており、鳴いたり、感情表現をすることが革新的でした。
機械が人間の友達や、それ以上の家族のような存在にもなるということを実証したともいえます。
現在では製造が終了してしまっていますが、それでも大切に家族として飼い続けているユーザーが世界中にたくさんいるのです。
そして、コンピューターの進歩にともない、これまでは不可能だった、高速な処理が可能になったおかげで、高度な人工知能の技術が進展してきました。
そこで、そのような人工知能を搭載したタイプが登場するようになり、現在では、外見上、人間を見間違うほどの精密に仕上げられたものが作られるようになっています。
世界中にも衝撃を与えるような革新的な日本の技術は、これからも発展し続けることでしょう。
そして今後は、さらに、小型化や処理の高速化が見込まれるので、さまざまな機能が増えていくことが考えられます。