Webやモバイル、IoTなどで顧客データをリアルタイムにつなぎ、企業をサポートするTealium(ティーリアム)はこのほど機械学習ソリューション「Tealium Predict ML(ティーリアム・プレディクト・エムエル)」の一般販売を発表しました。
これは同社が提供する顧客データプラットフォーム「Tealium AudienceStream™(ティーリアム・オーディエンス・ストリーム)」に内蔵されるテクノロジー。機械学習によって顧客の行動を継続的に予測し、エンゲージメントやコンバージョン率、ライフタイムバリュー向上を目指します。
「Tealium Predict ML」は、少ないリソースで大きな成果が求められる企業のマーケティング担当者に向けて構築されたもの。数クリックで予測モデルが作成できるので、顧客に対して効果的なアプローチを行うことが可能です。すでに3,000万を超える予測が蓄積されており、機械学習のメリットを生かした豊富かつ適切な情報でビジネス成果の向上が期待できるでしょう。
サイトhttps://tealium.com/ja/products/tealium-predict-machine-learning/
ビジネスをスマートに展開させる
「Tealium Predict ML」には過去の顧客行動に関するデータが蓄積されているため、今後の行動が正確に予測しやすくなります。顧客が商品やサービスを購入するタイミングや、購入しない人を予測することができるので、ビジネスの最適化を図ることが容易になります。
各データポイントの重要性などが把握できるのも強み。例えば購入者予測の際、どのようなチャネルからどのようなアプローチをしたかが分かるかも知れません。正確なインサイトによって的確な指針を打ち出すことができます。
また、「Tealium Predict ML」は「Tealium AudienceStream™」に装備されるサービスなので、低リスク低コストを実現。迅速に企業のデータ収集、活用と連動し、スマートに機械学習ソリューションを始めることが可能です。
さらに「Behavior Health Rating(行動データ健全性評価)」も実装。マーケティング担当者はこの機能によって「必要なデータが揃っているか」、「どの行動をすぐに調査できるか」などを判断することができます。
モナッシュ大学マーケティングインフラストラクチャディレクターのアミン・フォーダ氏は「マーケティング投資の最適化に向けて、リアルタイムのデータ主導型意思決定に注力する際に重要なのは過去の方法から機械学習へシフトすること」としました。
一方、Tealium創設者のマイク・アンダーソン氏は「柔軟な機械学習ソリューションを提供することで、企業におけるデータ収集という課題の中から複雑性と負担要素を取り除くことができれば」と話しています。
データ収集や分析、予測は機械学習が得意とする領域。人間と機械がそれぞれ得意な仕事をこなすことこそ、成果向上につながると言えるでしょう。