自動運転機能のメリット&デメリット総まとめ

この記事は約 4 分で読めます。



平成28年9月、経済産業省は、ドライバーが自動車を操縦することがない完全自動運転車の販売開始を平成37年としている目標を“前倒し”する方針を明らかにしました。

この記事では、自動運転機能に注目し、自動運転車の普及に伴うメリットとデメリットについてまとめていきたいと思います。

自動運転のロードマップ

まず自動運転システムは、機能のレベルが1から4まで定義されています。

レベル1 単独型

レベル1は「単独型」とされ、加速・操舵・制動のいずれかの操作をシステムが行う状態です。
この機能は既に市販車に搭載されているブレーキアシスト機能や前車追従システムなどのことです。

レベル2 システムの複合化

レベル2は「システムの複合化」とされ、加速・操舵・制動のうち複数の操作を一度にシステムが行う状態です。

このレベル2のシステムは平成27年から普及が始まり、テスラのモデルS、日産が8月に販売を開始した新型セレナに機能が搭載されています。

レベル3 システムの高度化

レベル3は「システムの高度化」とされ、加速・操舵・制動を全てシステムが行い、システムがドライバーに対し操縦を要求した場合のみ、ドライバーが自動車の操縦をする状態です。

通常の走行は人工知能(AI)により、自動走行が可能ですが、市街地などの複雑な状況においてはドライバーが操縦を担当することになります。

レベル3の機能が搭載された自動車は平成29年から市場に投入されるとされています。

レベル4 完全自動走行型

レベル4は「完全自動走行」が可能であり、加速・操舵・制動を全てシステムが行い、ドライバーが全く操縦に関与しない状態のシステムです。
つまり、人工知能(AI)に全ての操作を任せて、自動車を走行させることになります。

このレベル4は、平成32年に販売される予定です。

自動運転機能のメリット

運転時の負担軽減

自動運転機能のメリットとしては、まず“ドライバーの運転に関する負担が軽減されること”が挙げられます。
ドライバーの運転に関する負荷が軽減されることにより、ヒューマンエラーが回避され、交通事故の減少を期待できます。

渋滞の緩和

また、自動運転車は、他車との連携を図りながら走行することができ、また、最適な経路を人工知能(AI)が選択することにより、渋滞問題を緩和することができます。

デザイン性の向上

完全自動運転が普及されば、操縦に必要とされているハンドル、ブレーキ、アクセルなどの操縦席周りのハードウェアの配置が必要なくなり、自動車の内装のデザインが刷新され、移動を快適に過ごすことができる空間を提供されます。

カーシェアリング等によるランニングコスト低減

従来は、ドライバーが操縦をすることを前提として自動車を販売されていましたが、自動運転車が普及することにより、カーシェアリング・サービスが増加されます。
自身で車を所有せずにカーシェアリング・サービスを活用することで、自動車のランニングコストを削減することができるため、ドライバーの経済的負担を軽減することも可能です。

自動運転機能のデメリット

自動運転機能の普及は、メリットだけではありません。

事故での責任問題

デメリットとしては、まず“自動運転車が事故を起こした場合の責任問題”があります。

この責任問題については、レベル1からレベル2まではドライバー責任とされています。
レベル3においては自動走行中の責任はシステムが責任を負い、ドライバーが操縦している場合は、ドライバー責任とされ、レベル4においてはシステムが責任を負うものと平成28年経済産業省が発表しています。

システムハッキングの問題

そして、システムにおいても、自動運転車は、車同士の通信や、ネットワーク技術を駆使した通信網を活用するため、これらのシステムに対するハッキングを警戒する必要があります。
このハッキングについては、悪意により故意に事故を引き起こされる可能性もあります。

今後の自動運転技術の普及過程に注目

人工知能(AI)の研究の加速に伴い、自動運転の技術開発は、当初の自動運転ロードマップの時期を前倒しすることからも、加速されています。
徐々自動運転技術が付加されていく自動車の機能の過程を見守り、我々の日常がより便利になる日は、もう、すぐそこまで来ているのです。

こちらのページもご覧ください。